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認知症介護のクリクリ

認知症介護のクリクリ

はたらくひとに聞きました【クリクリ田彦】

管理者 飯島さん

管理者 飯島さん(H26年入職)
◇はじめに、飯島さんのこと教えてください。
→ひたちなか出身の29歳です。趣味は映画鑑賞とかゲームも好きです。あとはバイクやフットサルなんかも好きです。
2022年3月にクリクリ田彦に配属になりまして、管理者として働いています。

◇介護職に就いたきっかけはなんでしょうか?
→学生時代、自分はずっとサッカーをやっていて、というよりサッカーしかやっていませんでした。水戸ホーリーホックのユースにいてプロを夢見ていましたが、膝を悪くしてしまって、サッカーを続ける道が厳しくなってしまったんです。
本当にサッカーしかやっていなかったので、その後何をしたらいいか全くわかりませんでした。

道に迷っていたとき、親になにか資格を取ったらいいんじゃないかと言われて、それも正直何の資格をとったらいいか全くわからなかったんですが・・・。

介護職になった動機は、自分すごいおばあちゃんっ子だったんですよね笑

実家のまわりにも、たまたまシニアがすごく多くて、おばあちゃんの友達たちにいつも遊んでもらっているような環境でした。
それで介護の資格を取ろうと思って、福祉系の専門学校に通うことにしました。
グループホームの違い
◇有朋会にはいったきっかけはなんですか?
→専門学校を出てから、一年ほどですが、他の法人のグループホームで働いていました。
あまり大きな声ではいえませんが、前職で不満に思うことがあって転職を考えるようになったんです。
たまたまですが、有朋会の良い評判を知り合いから聞いたことがきっかけで、転職しました。

◇前職もグループホームでの勤務ということですが、有朋会のグループホームとはどんな違いがありますか?
→認知用専門のグループホームということで、働いている側としてはやはりこころのケアが中心になります。逆に身体の介助は他よりも少ないかもしれませんね。

グループホームは利用者さんにとって”ご家庭の延長”だと思っていますので、スタッフも自然体でいてもらうことが重要だと思っています。
自分の場合、本当に利用者さんに孫のように接してもらうように、家族の一員として認めてもらえるように、それが利用者さんにとって最良の環境づくりだと思っています。
スタッフの中で最年少
◇この施設で働くひとたちのことを教えてください。
→いまここでは17名が働いています。
男女比は女性11名:男6で、介護部の中では男性が少し多い施設ですね。

年齢層は、30代から70代まで幅広く在籍していますが、40代から50代の方が多いですね。自分が最年少で唯一の20代です。

職種としては、介護士が15名、看護師1名、調理師1名がいます。介護職は無資格の方も3人います。

◇現場の雰囲気はどうですか?
→みんな本当に利用者さん思いの人が集まっていますね。スタッフだけで盛り上がるようなことはなく、利用者さんと一緒に楽しみたいと考えている人が多いと感じます。

◇職員の中で最年少かつ管理者ということで、大変なことはありますか⁉
→自分が最年少ですが、発言してまとめていかなくては行けない立場なので、正直大変なところはあります。
もしかしたら反発を感じている人もいるかも知れませんが・・・なんとか頑張っています笑。

職員も年代がバラバラですし、経験が豊富な人も浅い人もいますので、多少仕事のやり方や考え方が違う部分はもちろんあります。
どちらの意見も間違いではないので、みんなの意見を聴いてバランスを取るのが自分の役目かなと思っています。

◇未経験の方が入職した場合のフォロー体制やその後の研修などはどうなっていますか?
→未経験の方であれば、慣れるまで1ヶ月程度は、OJTとして2人体制で勤務していただきます。早番、遅番の場合はもうひとり付きます。
私自身は今、認知症に対する理解を深める県の実務者研修というものをオンラインで受けています。
ここで働く魅力
◇ここで働いていて大変なことはなんですか?
→やっぱり認知症の利用者さんは思ってもみない行動に出ることがありますので、常に注意は必要ですね。
ただ本当に大変なことというのは、意外とそれほどめったにありません。

◇ここで働くと何が身につきますか⁉
→人の気持ちには敏感になります。
日々利用者さんの状態が変わりますので、利用者さんたちの気持ちを察する力、顔色ひとつで判断するような力は身につきますね。

認知症以外の精神疾患がある方も利用者さんにはいらっしゃいますので、病院と連携したケアの知識も身につけられると思います。

◇これからここで働く方にひとことお願いします。
→どんな利用者さんにも共通しているのは、シンプルですが、お話を聞いて上げることが重要だと思っています。気持ちが落ち着く一番の方法だと思います。

利用者さんは認知症といっても普通に会話ができますし、冗談が通じる方も多いです。私自身は、利用者さんを介助しているというよりは、一緒に暮らしているような感覚でいますので、ここでは毎日が楽しいです。なるべく利用者さんのやりたいことは尊重するスタンスでいますので、利用者さんがドライブに行きたいと言えば一緒に行くこともあります。

毎日決まりきった介助ではないのがここで働く魅力だと思います。


※インタビューは2022年8月に収録されました。
スタッフ構成など、ご応募時点とは異なる可能性がございます。
グループホーム クリクリ田彦