医療と福祉の"シゴトバから"ダイレクトな情報をお届け

児童発達支援・放課後等デイサービス
多機能型事業所 むすび

多機能型事業所 むすび

遊びリハビリについて

遊びがリハビリ、笑顔が繋ぐむすび

わたしたちが遊びを大切にする理由
「遊びは子どもの仕事である」というのは、心理学者であるジャン・ピアジェの言葉です。

ピアジェの言葉にもあるように、子どもたちにとって、遊びは単なる楽しみや気分転換ではありません。遊びは、「からだ・こころ・社会性」のすべてに深く関わる子どもたちの基盤となるものです。

遊びは、身体の発達を促し、触れる・動かす・見る・聞くといった感覚の統合を進め、コミュニケーションの場にもなっています。

「楽しい!」、「またやりたい!」と遊びだからこそ得られる達成感をもちながら、子どもたちは1歩1歩成長していきます。

本来、遊びそのものにリハビリテーションの力が備わっています。
私たちは、子どもたちが精いっぱい遊べる空間づくりと支援に力をそそいでいます。
基本的な感覚
『触覚』 『固有覚』 『前庭覚』
感覚の統合を促す際に重視する基本的な感覚は、『触覚』、『固有覚』、『前庭覚』の3つです。

『触覚』は、肌を通して感じられる感覚です。温かい、冷たい、さらさらしている、ちくちくしている、気持ちが良いなどです。

『固有覚』は筋肉や関節の動きに関する感覚です。指や腕を動かす、何か物を持ち上げるために力を入れる等の感覚です。

『前庭覚』は身体の傾きや移動に関する感覚です。ゆらゆらしている、身体が動いたり傾いたりしているという感覚です。

この3つの感覚を刺激する動作は遊びの中に溢れています。ブランコやハンモックで揺られたり、トランポリンを飛んだり、砂遊びや人形遊びなど。

遊びの中でターゲットとした感覚が十分に刺激されることが必要となってきます。

むすびでは、遊びながら基礎感覚を刺激できる感覚統合系の専門的な器具を通してのアプローチを実施しています。
専門性の発揮とチームについて
代表が作業療法士であり、所属している職員も、看護師、臨床心理士など専門多職種です。各職種の専門性を尊重し、個別支援計画や実際の支援に反映でき、自身の専門性を大いに発揮できます。また、チームで支援をしているため、他職種の視点を学べる環境にもあります。

感覚統合関係の研修や他地域で行っている重症心身障害児向けの児童発達支援・放課後等デイサービス施設への見学、研修もサポートしています。