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感覚統合✖運動療育✖自然遊び
児童発達支援・放課後等デイサービス サトヤマキッズ

児童発達支援・放課後等デイサービス サトヤマキッズ

感覚統合遊び

サトヤマキッズでは運動と遊びを通して感覚統合を促します

感覚統合とは
インプット ⇒ 情報処理 ⇒ アウトプットの繋がり
感覚統合とは、『インプット』、『情報処理』、『アウトプット』の3つのプロセスの繋がりを指します。

『インプット』とは外からの刺激を受け取り、脳へ信号を送るプロセスです。
触れたり、見えたり、聞こえたり、といった刺激を感じるプロセスです。

『情報処理』で脳がその刺激を処理します。
「これはコップだな」とか、「身体が傾いているな」とか、情報をもとに判断していきます。

『アウトプット』では『情報処理』の結果として脳が信号を送ります。
「身体が傾いているから姿勢を正しなさい。」という信号が脳から送られることで筋肉が伸縮し、正しい姿勢に戻ります。

私たちは常にこういったプロセスを経て感覚統合を行いながら生活をしています。
感覚統合の発達
基礎感覚から最終統合まで
感覚統合には順序があります。こどもの成長に伴い、感覚統合も次第に複雑なものへと発達していきます。

下図のように、触覚や視覚といった基礎感覚から始まり、姿勢やバランス、運動コントロールを経て、最終的には抽象的思考や論理的思考という高度な知的活動へと到達します。

感覚統合を促す場合は、この発達の順序性を理解することが重要です。
基本的な感覚
『触覚』 『固有覚』 『前庭覚』
感覚統合を促す時に重視する基本的な感覚は3つです。
それが、『触覚』、『固有覚』、『前庭覚』です。

『触覚』は、皮膚を通して感じられる感覚です。冷たい、温かい、固い、柔らかい、痛い、心地よいなどです。

『固有覚』は、筋肉や関節の動きの感覚です。筋肉が緊張している、関節が曲がっている、指先の細かい感覚などです。

『前庭覚』は、バランスの感覚です。ブランコで揺られている、体が動いたり傾いたりしているなどを感じることです。

この3つの基礎感覚の成長がのちの感覚統合の発達にとても大切になってきます。
感覚統合のエラーから起きる問題
過剰反応と低反応の場合
感覚統合にエラーが発生すると、さまざまな問題が起きると考えられています。
例えば、先ほどの3つの基礎感覚でも、過剰反応や低反応の場合は次の様な問題が生じるとされます。
発達の特性と感覚統合
からだの使い方が分からないこども達
発達に特性のある子ども達は、生まれながらに脳機能にトラブルがあり、感覚統合の機能につまづきが生じていると考えられています。

からだに力が入っているのか、入っていないのかが感じづらく、姿勢が崩れてしまう。

注意のコントロールが苦手で、ちょっとしたことにすぐに気がとられてしまう。

これらは時には、怠けている、努力が足りないと誤解されがちです。

しかし、感覚統合につまづきがあり、自分のからだの使い方が分からないことが原因の場合があるとされています。
感覚統合遊びとは
楽しく取り組み『力』をつける
基礎感覚である、『触覚』、『固有覚』、『前庭覚』を刺激する遊びを通して感覚統合を促すのが感覚統合遊びです。

ただし、それはリハビリやトレーニングの様に、できないことを繰り返すことで技能を身に着けていくというものではありません。

『遊び』という名前の通り、こども達が楽しく、またやりたいという気持ちで取り組めることが大前提です。そして夢中で繰り返しているうちに出来ることが増えていくことを目指しています。

サトヤマキッズでは運動療育の観点を取り入れて感覚統合遊びを提供しています。