栗田病院採用サイト-部署紹介「広報散歩」／第1回　広報散歩　「若年性認知症コーディネーター」　後編

第1回　広報散歩　「若年性認知症コーディネーター」　後編

「広報散歩」では有朋会の様々な部署の様子とそこで働く人を紹介しています。

有朋会の様々な部署の様子とそこで働く人を紹介する「広報散歩」。引き続き「若年性認知症支援コーディネーター」についてです。
後編の今回は部署のやりがいや今後の展望について伺いました。

前編の記事はこちら↓
https://shigotobacolor.com/kuritabyouin/topic_category/23/topic/68#gnav_branch

やりがいを感じる時、大切にしていることについて教えてください。

　若年性認知症は、仕事や子育ての現役世代での発症のため、ご本人様の就労継続の問題や、子供の教育費等の経済的な部分も含めご家族様の生活への影響が大きく、高齢者の認知症とは異なる悩みや課題を抱えています。また、配偶者が主介護者になることが多く、介護負担が大きくなる傾向があります。

そうしたご本人様やご家族様の置かれている多種多様な状況と複雑な気持ちに寄り添い、今後の安定した生活を共に考えるなど不安軽減に努め、孤立防止、自信回復に繋がることを意識し、面接では明日への希望が見いだせるような言葉かけや姿勢を大切にしています。

認知症の進行により『できなくなっていく』ことに視点が向いてしまう方が多いですが、ご本人様やご家族様、その方の置かれている環境も含めて『できている・できる（強み）』ことを探す・引き出すような発想の転換もするようにしています。

若年性認知症のご本人様とご家族様から「会うと元気が出る。パワースポットです。」との言葉をいただけた時、ご本人様やご家族様が新たな挑戦をした時にとても嬉しく、やりがいを感じております。

今後の展望について教えてください。

今後は、地域の若年性認知症自立支援ネットワークの構築や社会参加活動のための居場所づくりに力を入れていきたいと考えております。

具体的には、地域に出て普及啓発活動を行い関係機関との連携を広げ、早期診断・早期治療の促進をしていきたいです。そうすることで、症状の進行予防やご本人様自身でこれからの人生の選択とそれに対する準備ができるような支援へ繋げていきたいです。また、地域の支援者と協働し、ご本人様やご家族様が気兼ねなく集え、交流できる場や社会参加ができる場づくりをしていきたいです。

ゆくゆくは、栗田病院が若年性認知症のご本人様とご家族様、支援者等の関係者の皆様が安心して相談できる場所となり、若年性認知症となってもご本人様やご家族様がこれまでの生活や大切にしてきた事を継続できるような地域社会づくりにも貢献していきたいです。

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第1回 広報散歩 「若年性認知症コーディネーター」 後編

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