栗田病院採用サイト-部署紹介「広報散歩」／第5回　広報散歩　「精神科急性期治療病棟「サクラ病棟」」　前編

第5回　広報散歩　「精神科急性期治療病棟「サクラ病棟」」　前編

「広報散歩」では有朋会の様々な部署の様子とそこで働く人を紹介しています。

有朋会の様々な部署の様子とそこで働く人を紹介する「広報散歩」。第５回は「精神科急性期治療病棟（サクラ病棟）」についてです。

精神科急性期治療病棟のサクラ病棟では、急性期症状の早期治療・早期退院に向けた集中治療を提供しています。
今回は地域医療の最前線としての役割を担うサクラ病棟の責任者、渡辺師長にインタビューを行いました。

サクラ病棟の役割を教えて下さい。

　サクラ病棟では、早期に治療して入院患者様のうち６割以上が３カ月以内に退院を目指しています。
　当院へ新規で入院される患者様のほとんどはサクラ病棟への入院となるため、令和４年度の入院患者数は年間247名。一月では約20名の方が入院されます。

　入院患者様の疾患別割合は、全体の約半分が統合失調症・妄想性障害で、次いで躁うつ病の気分障害となります。入院形態は医療保護入院が多く、次に任意入院、措置入院、鑑定入院となります。患者様の平均年齢は55歳前後で10代から90代の方まで幅広く入院されています。
　
　精神症状が活発な急性期では薬物療法を行い急性期症状の緩和に努めています。また休息も大切であり、個室などの静かな部屋で休んでいただいています。

　精神症状が落ち着き積極的に治療が始まる安定期では、規則正しい生活を取り戻せるように日中は作業療法を行って活動を促しています。また、主治医と一緒にご自身にあうお薬の調整を行っています。

　社会復帰へ準備を行う退院準備期では、「また入院したらどうしよう」「退院して大丈夫だろうか」と不安になることも多いかと思います。その為、病気や薬の理解、ご家族との関係やご家族の病気に対する理解、社会資源の活用方法など課題を一緒に解決することで、患者様、ご家族様が安心して退院を迎えられるようにサポートしています。

サクラ病棟で働くスタッフ

　精神科急性期治療病棟（以下、サクラ病棟）に勤務しているスタッフは令和5年11月現在で看護師・准看護師・看護助手・精神保健福祉士・病棟クラークの計32名で構成されています。その他に作業療法士が毎日病棟で勤務しています。
　スタッフの中には精神科に興味を持ち、身体科より転職して働いている方もいます。前職の看護技術や知識を活かし、精神看護の分野でも活躍してくれています。
　アットホームな職場環境であるため、仕事で分からない事があっても周囲のスタッフがフォローしてくれる雰囲気があり、新人教育も成長の助けとなるようスタッフ一丸なって温かく指導に携わっています。
　サクラ病棟は、一日一日が目まぐるしく変化します。管理者もスタッフが心身ともに健康で働き、常に良い状態で仕事のパフォーマンスが発揮出来るようスタッフとの関わりを大切にしています。

後編では力を入れている取り組み、今後の部署の展望などについて伺います。

後編の記事はこちら↓
https://shigotobacolor.com/kuritabyouin/topic_category/23/topic/94#gnav_branch

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第5回 広報散歩 「精神科急性期治療病棟「サクラ病棟」」 前編

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